天壇は明?清両代の皇帝が「天の神を祭り」、「五穀の豊穰を祈った」場所である。全体は「北円く南四角い」を呈しているが、これは「天は丸いもので、地は四角のもの」という天地意識から考え出されたものであるという。天壇は城壁によって内壇と外壇の2部分に分かれ、総面積は273ヘクタールで、主要建物は内壇の中に集まっている。 内壇はまた南北の両壇に分かれる。祈年殿を中心とする北壇の「祈穀壇」......